渡辺邦夫ブログ

医療法人もみの木会 わたなべ整形外科 院長 渡辺邦夫のブログ

「わたなべ整形外科スタッフの対応は素晴らしい!」と、患者さんからお褒めの言葉をいただくことがあります。
 
そんな時私は、まずは素直に「ありがとうございます。」と、我々の仕事ぶりを評価して頂いた事に対して、心からのお礼を申し上げます。そしてこの時いつも感じるのは、「我々は別に特別な事をしているつもりはない。医療機関のスタッフとは本来こうあるべきであると考え、行動しているだけであり、我々からすればごく普通の事をしていて褒められるのは、何かちょっと申し訳ないような気がする。」という事です。

病を抱え、少しでも楽になりたいという思いで来院された患者さんに対して、全くの健常人に対するのと同じように接するのではなく、いつもより気配り心配りのレベルを少しだけアップして優しく接するというのは、医療機関のスタッフにとって、基本中の基本であり、これができない人は適性がないということで、早目に転職した方がいいと私は常々考えています。

   A good doctor is a doctor who continuously gives hope to the patient. 

このフレーズは、私が患者さんを診察する時にいつも心がけている一つのポリシーです。頑固な痛みが続き、ともすれば塞ぎ込んで絶望的になりがちな患者さんを診る時などは、とりわけその重要度が増して来ます。根治が困難な患者さんに対して「あなたの病気は治りません!」「年のせいです!」などと突き放すのではなく、その困難な状況の中で、如何にして患者さんのQOL(生活の質)を高めることが出来るかを共に考え、明日への希望を与え続けるのが医師の使命と考えています。

いい加減な、その場しのぎの気休めを言うのではなく、自身の抱えている病気についての正しい情報を提供し、患者さんがその現実から目をそらすことなく前向きに受け入れ、投薬、注射、リハビリなどの持つ効能効果、更にはその副作用まで含めて十分理解し、納得した上で治療を受けていただくという事をいつも目指して私は患者さんと接しています。

また私は笑いの持つ様々な効用を確信している者の一人ですが、院内至る所で笑顔と笑い声の絶えない、まるで病院にいる事を忘れてしまうような現在の当院の雰囲気をこれからも大切にし、患者さんに対して、病気に立ち向かう勇気と将来への希望を与え続け、「あなたの診察を受け、あなたの笑顔を見ると何だか元気になれる。」と言ってもらえたら、それこそ医師の本懐と考えています。

ここ2~3年、雑誌やテレビなどのマスメディアを通じて、IT企業の豪華な社員食堂をテーマとした記事やドキュメンタリー番組を流す機会が増えています。これはマスメディアと企業と、相互の利害が一致した為に実現したものと思われますが、個人的にはちょっと違和感を覚えています。企業側からすると質の高いスタッフを獲得する為に、会社の福利厚生施設の充実ぶりをアピールするのが目的だと思いますが、見ているうちに段々不愉快になって来ることがあります。

その大小に関係なくどんな会社も、トップに立つ人間は、従業員の待遇を少しでも良くしたいと願っていると思いますが、不況が深刻化する現況ではなかなかそれも思うに任せず、申し訳ない気持ちで一杯だと思います。そんな中、一部の新業態のIT企業が、労働対価としてはかなり不適切と思われるような桁外れの利益率で業績を伸ばし、贅沢三昧を繰り広げる様を、マスメディアが勝ち組の象徴のごとく囃し立てるのは如何なものかと思います。

資源の乏しい日本にあって、ものづくりは国家の要であり、この製造業が弱体化しては日本の将来に明るいヴィジョンは見えません。楽して大金をつかむ人を英雄のようにもてはやす風潮は考えものです。汗を流し、コツコツと真面目に仕事する人達の生活が今より少しでも向上するように、社会の収益構造を大胆に見直すべき時期かと思います。

当院では日、木、土を除く毎日、夕方6時半まで診療を受け付けており、この時間までに来院された患者さんに対しては、治療が完結するまで、きっちりケアすることを基本方針としていますが、中には受付終了間際に来院される方もいらっしゃいます。その多くは作業着のままで、体中から金属粉の臭いを発散させながら、あるいはカレー粉の香りを漂わせながら、そして汗が微妙に変質した独特な臭いを振り撒きながら来院される方など、実にさまざまです。いわゆる製造業に従事する方達ですが、決して高い賃金を得ているとは思えないし、昔でいう3Kの職場で働く方達も多いのではないかなと推測します。

私はこの方達を前にするといつも自然と頭が下がり、いつも以上に優しい気持ちで診察してしまいます。あなた方のおかげで我々の快適な生活が成り立っています、エアコンの効いた快適な環境の中で仕事をさせてもらっている自分達は何と幸せな事かと、感謝の気持ちが沸々とこみ上げてくるのを感じます。

整形外科という科の性格上、当院外来には交通事故の患者さんが毎日たくさん来院されます。中でも多いのが「むち打ち症」の患者さんです。

これは正確には、「頸椎捻挫」や「外傷性頚部症候群」と診断されるものですが、俗称として「むち打ち症」「whiplash injury」などと呼ばれています。

症状としては、後頸部痛、背部痛、頭痛、肩こり、耳鳴り、吐き気、めまい、上肢のシビレ・痛み、など多岐にわたり、ある意味不定愁訴の様相を呈しますが、大半の患者さんは短期間の治療で症状が改善します。しかし中には半年、一年を超えて通院される患者さんもいらっしゃいます。

治療が長引く理由としては、レントゲンには表れない軟部組織の損傷が高度な場合や、事故前から頸椎に変形がある、さまざまな理由で薬が飲めない、ハードな仕事を続けながらの通院治療、などなどいろいろありますが、大半の患者さんが被害者(自分には全く責任がなく、いきなりぶつけられた)という立場で治療を受けているという事も、メンタルな面で多少影響があると言われています。

一般的に交通事故は受傷から3~4日して徐々に症状が強くなりますので、受傷直後大したことないと思っても、当初の1~2週間はできるだけ慎重に行動した方が良さそうです。

巷では一度事故に会うと、「後で症状が出る事があるから気を付けて、しっかり治しておいた方がいいよ!」と言われることが多く、この考え方は確かに一理あるとは思いますが、患者さんにレントゲン写真の説明をする際、骨に変形があったりすると、10年も20年も前の事故が原因なのでは?と、よく詰め寄られます。
 
自分は親から完璧な体を貰ったはずのに、何年も前の、たった一回の事故の為に背骨が変形してしまったと考えたいのでしょうが、残念ながらこの論理の進め方にはかなり無理があります。

例えば頸椎(首)に限って考えてみても、自分で考えるよりもはるかに重い「頭部」を支えている為、ただ単に朝起きて日常生活を営むだけで常に大変なストレスがかかっており、長い年月の間には徐々に変形も進むものであると考えるべきかなと思います。

当院では治療期間の短縮を目指し、「サーヴィカルピロー」という特殊な枕を「むち打ち症」の患者さんに処方しております。私も個人的に使用しておりますが、極めて快適で、旅行にも持って行きたい位の優れものです。一日の疲れを癒し、頸部のrelaxationを行ない、肩こりを解消させる意味でも有効であり、ストレスの多い現代社会における生活必需品として、もっと普及していくべきものと確信しております。    

10月18日(木)第89回目の院内クラシックコンサートを、わたなべ整形外科二階で開催しました。

このイベントは当院開業以来、春夏秋冬、一年に4回行っているチャリティーコンサートで、クラシック音楽というとなんとなく敷居が高くてと、とかく敬遠されがちな中、一流のプロの音楽家による本格的なクラシック演奏を、普段着で気軽に楽しんでいただこうという趣旨で開催しているものです。

基本は弦楽四重奏で、これにクラリネット、ホルン、ピアノ、ハープなどを加えた編成で行われることが多いのですが、時には群響の主席奏者達をお呼びしての木管五重奏、声楽家、チェンバロ、ピアソラ、ハーモニカ、スイスホルンなどなど、様々な趣向を凝らし、プロの演奏を楽しんでいます。また、私の大好きな、バッハの無伴奏チェロ組曲を無理にお願いして演奏して頂いたこともあります。

さて、第一線で活躍されているクラシックの演奏家達との交流を通じ、日本におけるクラシック演奏家達の置かれている厳しい状況が少しだけ見えて来ました。簡単に言ってしまうと、下品な言い方ですが「まあ、元は取れてないな」という事でしょうか。

一人の演奏家がプロとして独り立ちするまでには、音楽的な才能があるのは大前提で、遊びたい盛りの幼年期から時間的に拘束され、精神的、肉体的、金銭的な負担を、極めて長期間に亘って強いられるにも拘らず、プロとしてデビューした後のリターンは極めて少ないというのがシビアな現実のようです。

日本が先進国として世界から認めてもらう為には、文化的活動に対する国民の関心がもっと高まることが必要であり、個人として、企業として、また国家として、財政面まで含めてその活動をどの位までサポートする体制が出来ているかが問われているのではないかと思います。

もっともっと日常の市民生活の中にクラシック音楽が浸透し、低料金で頻繁にクラシックのコンサートが開催されるようになれば、演奏家たちを経済的にバックアップするだけでなく、その腕前がさらに上がることも期待できると思います。
 
メセナ活動を、景気の動向に左右されやすい、企業に任せっきりにせず、「金持ちの道楽」などと揶揄するのでもなく、一人一人のスタンスで文化活動を支援し、景気低迷の中大変だとは思いますが、こんな時だからこそ心にゆとりを持って美しい音楽に触れ、明日への活力を注入することも大切なのではと思います。

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先日、成田空港の本屋さんで面白い本を購入しました。家族旅行中、のんびりした時間にでも読もうかと何冊かピックアップした内の一冊ですが、これが久々のヒットでした。

タイトルは「憂鬱でなければ、仕事じゃない」、幻冬舎の見城徹氏とサイバーエージェントの藤田晋氏の共著で、35項目のテーマについて見城氏、藤田氏がそれぞれ2頁ずつ自分の考えを披露し合うというものでした。

これまで私があまり深く考えもせず、自分なりのルールも決めず、何気なくやっていたものにきちっとした意味付けをし、ああ成る程ねと共感できる部分がとても多く、これは見城氏が私と1歳違いということ以上に、これまでの人生を、同じような感性を持って手抜きをせず、真剣に、「瞬間瞬間が人生だ!」という気持ちで歩んで来た者同士の、ある種の親近感を感じさせる内容でした。

帰国後、皆にもこの本を紹介してあげようとネットで何冊か注文した際、そこに掲載されていた70件を上回るカスタマーレビューを読み、ちょっと驚きました。

見城氏の単なる自慢話と切り捨てる書評と、とても刺激的で今後のビジネスや人生に大いに活用したいという好意的な書評、そして中には賛否両論の両書評を論評するものまであり、楽しく読ませてもらいましたが、出来れば自分は、素直にこの本を評価し、さらに自分をレベルアップする糧にしたいと考えています。

何らかの意見や新しい情報に触れた時、それを素直にポジティブに受け止めるか、皮肉っぽくネガティブに受け止めるか、自分の心の持ち様次第かなと思います。

齢を重ねると、ともすれば最初から斜に構えてしまい、様々な場面で知ったかぶりをして、意味もなく批判的な態度を取ってしまったりする方も時々見受けられますが、いくつになってもピュアな心と旺盛な好奇心を失いたくないものです。

ところで、当院待合室「100の引き出しコーナー」には鬼頭隆さんの詩「ステキな人」が 収納されていますが、これは以前リハビリで働いていた、柔道整復師でありカイロプラクターでもあった佐野明文君に紹介してもらったものです。

私はさまざまな場面でこの詩を引用させて頂いておりますが、今でも読み返す度に気持ちを新たにさせられます。

かつては日本もそうでしたが、階層社会の確立した英国では現在でも各階層、各職種内での人々の暮らしがいい意味で確立しており、一人一人が自身の仕事や生活に誇りを持ち、他の階層、他の職種をいたずらに妬んだり僻んだりせず日々の暮らしをエンジョイしていると聞いております。

私も、人の成功や、喜び、楽しみ、自慢話などをおおらかに受け入れ、共感し合えるような心を、これからもずっと持ち続けて行きたいと思っています。

最近、コンビニへ行っても、ホームセンターへ行っても、プライベートブランド(以下PB)の製品が増えて来ているなあと感じます。

この企画は我が国においては、1959年大丸百貨店が販売した「TROJAN」がパイオニアであると言われており、消費者、販売店、メーカー、それぞれにとってメリット、デメリットが複雑に交錯するもので、品質が良くて低価格の製品が店頭に並ぶのであれば、問題なし!と、はじめの頃、個人的には大歓迎でした。

しかし最近、この傾向には多少懐疑的です。特に疑問を感じ始めたのは、何か必要なモノを買おうと近くのホームセンターへ行った時、買いたい商品の種類が以前に比べて減っており、ひどいケースでは、他社の製品をすべて排除して、そのホームセンターのPB製品しか置いていないなどという状況を経験してからです。

先日ちょっと呆れてしまったのは、お風呂で使うバスタブ内のゴミをすくい取るネットです。金魚すくいに使うような形のPB製品一種類しか無く、家で使ってみると案の定、網の部分が簡単に外れてしまい、全く役に立ちませんでした。店員に説明を求めても、「当店にはこれ以外提供出来る商品はございません。」と開き直るばかり、すぐに別の店できちんと機能するモノに買い変えましたが、これ以降このホームセンターには行く気がせず、不便ですが少し離れたホームセンターに行くようにしています。

品質や価格に自信があるのなら、店頭に他のメーカーの製品も並べるべきではないでしょうか?自分のPB製品だけ並べておくのは、豊富な製品ラインナップの中から選ぶことを希望する消費者に対する背任行為ではないかと考えます。

経営規模の拡大と効率化を優先し、店のスタッフの数(特にプロフェッショナルなスタッフの数)を極端に減らしてサービスレベルを低下させ、劣悪なPB製品を優先的に陳列し、消費者が今何を求めているのかという、消費者目線に立った商品構成に関しては極めて無頓着、これではいずれ一気に客離れが始まっても仕方がないかなと思います。 

また、最近の傾向として、メーカーよりも販売店の方が圧倒的優位に立って価格その他の交渉が行われるケースが多いように見受けられますが、私はこの流れには釈然としないものを感じています。

もう少しメーカーの努力が報いられるような関係に修正しないと、made in China ばかりが幅を利かせ、物造り日本の将来は危ういものとなるのではと心配しております。  

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学生時代、バックパッカーとしてヨーロッパを3ヶ月ほど貧乏旅行した時、たまたまモスクワに1週間ほど滞在したことがあります。その時一番新鮮に感じたのは、商業看板が全くない為、街が異常なまでにシンプルにスッキリと見えたことです。

商業看板がないと街はこれ程までに美しく変身するものかと感心しましたが、西欧圏に移動してからもそれぞれの街ごとに独自の基準が設けられており、街全体の景観を乱さないようにという配慮が随所に感じられ、特にイタリアのフィレンツェ、ベルギーのブルージュ、ドイツのローテンブルグなどはその完成型かと思わせる美しさでした。

ヨーロッパのすべての都市を見て来たわけではありませんが、今でもかつて自分が訪れた欧州諸都市のリアルタイムな映像に接すると、40年前の懐かしい風景がそのまま展開しており、おそらく今回のユーロ経済危機もサラリと乗り越え、50年、100年後に彼の地を訪れる観光客たちに、今と変わらぬ美しい姿を見せてくれる事と想像されます。

こんな中、日本の街並みはどうでしょうか? かつて江戸の町は、旧帝国ホテルを設計したアメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトら多くの欧米人から、これほど瀟洒な街並みは見たことがないと、最大級の賛辞を送られていました。これは1865年来日したイギリス人写真家フェリックス・ベアトによって撮影された江戸の写真を見れば一目瞭然です。

しかし1923年の関東大震災や1944年から2年間106回に及ぶ米軍による東京無差別大空襲などの結果、かつての面影は完全に消え失せ、その後明確な都市計画もないままに、現在のような奇妙な街並みになっています。100年のスパンで都市計画を考えるフランスは別格としても、東京の景観が欧州諸都市と比べてかなり見劣りしてしまうのは否定できません。

はっきり言って日本中いたる所、センスの悪い看板と大量の電気を浪費する自販機が野放図に設置され、計画性のない街の景観を更に悪化させていると感じています。

ところで患者さんが病院を選ぶ際、看板を見て決めているとは考えにくいのですが、街中にあふれるおびただしい数の医療機関の看板は、どう解釈したらいいのか理解に苦しみます。

こんな中、我々「わたなべ整形外科」では電柱広告も含め、看板は一本も設置しておりません。
 
そんな無駄な宣伝広告費を使う位なら、職員の待遇を少しでも良くしてあげた方が、皆のやる気も出て、はるかに経営的なメリットも大きいのではないかと考えているからです。

私の自宅の屋根には、2005年12月以来、99枚の太陽光発電パネルが載っています。

現在経営危機に陥っている SHARP製のものですが、当時としては一番評価の高い太陽光発電モジュールという事で採用しました。完成した時は、これで我が家も少しはエコライフに貢献出来るようになれたかなと、勝手に自己満足していました。

しかし昨年3月11日の東日本大震災以来さまざまな新事実が明らかにされ、私の甘い幻想は見事に打ち砕かれました。そもそも昨年3月11日、足利市内が停電になった時、私は不覚にも自宅は太陽光発電装置があるので電気に関しては、少なくとも昼間は心配ないと考えていたのです。ところが自宅に設置してある発電装置は、発電した電気を東電へ売電するシステムであって、自宅のエアコンその他には使えないということを知りました。

理想としては、太陽光や夜間電力などで発電して蓄電池に蓄え、必要に応じて使用するスマートハウスのようなものを考えていますが、昨今の住宅メーカーの宣伝攻勢とは裏腹に、よくよく調べてみると現状では蓄電池の性能がまだまだ不十分な為、このシステムを完成させるにはあと2~3年はかかりそうです。

世界的なトレンドとして、脱原発、自然エネルギーへの転換が進んでいますが、太陽光発電や蓄電池など優秀な技術を持ち、この分野で先鞭を付けながらもあっさり中国、韓国に追い抜かれる日本の現状はとても歯がゆく、ここはやはり企業ガバナンスの改革ばかりでなく、政府が動いて為替や関税の問題などで、積極的な後方支援をすべきではないかと考えます。

また地球温暖化を阻止するためにもアメリカ、中国、インドなどのエゴを封じ込め、理論物理学者ホーキング博士の不気味な予言通りにならぬよう、CO2排出の少ないクリーンエネルギーへの転換を推進すべく、日本は技術面を中心にリーダーシップを執って行動すべきかと考えます。

こんな中、私は昔から夏が大好きで、「光老化皮膚」なる美容皮膚科のバイブルを熟読しながらも、肌を大きく露出して強い太陽の日差しを浴びる度、太陽光発電装置の如く全身にエネルギーが充満してくるのを感じます。

「女性ならいざ知らず、男がUVクリームを塗ってスポーツをするなど女々しすぎる!」などと心の中で暴言を吐きながら、今でも女性の参加者のいない日などは、短パンにシューズというスタイルで紫外線を全身に浴びながらテニスをし、皮膚ガンの恐怖やシミの増加と闘いつつも、「これが私の元気の源なのかも」などと自分を誤魔化しつつ、仲間といい汗をかいています。

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8月13日から3泊4日、家族でグアムに行って来ました。

本当に直前になって、せっかくの夏休みなんだからどこか行こうという事になり、HISのファイナルキャンペーンに電話で応募し、偶然にもバカ安チケットが取れたというのが裏事情です。

今回は12年振りのグアムでしたが、前回と同じハイアットに泊まることになりました。ホテル前のビーチは以前より少し綺麗になっていましたが、プールその他の施設は同じ様なもので、これはつまりちゃんとメンテナンスが行き届いているという事だと思いました。

例によって到着直後からフロントのコンシェルジュをフル活用して、最もホットな情報を聞き出し、ランチ、ディナー、ショー見物などの計画を立てました。ガイドブックや旅行会社などの情報を鵜呑みにして行動すると痛い目に遭う事が多いので、海外に出た時はいつも現地の人達と仲良くなって、彼等からいろいろ教えてもらう事にしています。そしてもちろんすべての予約は自分で電話をかけずコンシェルジュに、タダでやってもらいます。

皆さんも、しっかり英会話をマスターして海外に行くと、情報収集、交渉、節約など、様々なベネフィットが得られますよ。

現在グアムの人口約17万人弱のうち30%近くはフィリピンからの移民、タクシードライバーはほぼ100%フィリピン人、毎年来島する100万人の観光客収入の9割近くは日本人からという状況のようです。わずか3時間40分で行ける南国リゾート、しかも立派な英語圏という事で、国内で留まっているよりはかなりの気分転換になりました。

今回の旅行を総括すると、

① ガイドブックはやっぱりいい加減なものであり信用できない。
② グアムの人達は皆とても親切でフレンドリーだがウェイトオーバーな人が多い。
③ 土産物は特に購買意欲をかきたてられる様なものはない。
④ ハイアットの部屋のトイレはTOTOのウォシュレットが標準装備されているがフロント回りのトイレには設置されていない。
⑤ ハイアットホテル隣にある「サンドキャッスル」のマジックショーは今年5月にRENEWALされてか
らはかなり大満足。

お薦めのレストランはイパオ公園近くにあり、グルメなローカルが通う「プロア」。スペアリブのBBQがご機嫌でした。

皆さんも機会があったら行ってみて下さい。                     
        

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わたなべ整形外科にはスタッフ専用の保養施設があります。

3年前の10月に完成したもので、足利で唯一のスカッシュコート、フリークライミングウォール、ビリヤード、ダーツ、フーズボール、内外2か所のホームシアター、バーカウンター、ラナイには常設のバーベキューグリル、暖炉を装備し、これまで様々な当院イベントに利用されております。 

DaVAとは、サンスクリット語で水を意味しており、バリ島のアヤナホテル(旧リッツ・カールトン)のレストランの名前から拝借しました。

この施設の建設に当たっては、賛否両論ありました。日本全体の景気が冷え込む中、何を考えているんだ?などと言う厳しい意見もありましたが、私の基本的な考え方は、「バリバリ働いて、みんなでしっかり楽しむ!」であり、他人に迷惑をかけず、福利厚生施設としてスタッフみんなが喜んで利用してくれるのであれば、これは実行すべきであると考えました。またこの施設を建設することで地方都市の景気回復に多少でも貢献できたのではと、ちょっぴり自負しております。

DaVAが完成してからは、スタッフを対象としたイベントやパーティーが一気に増え、また従来からあったイベントも、その内容がかなりレベルアップしたような気がします。 

私が「I am Happy !」と感じる瞬間は多々ありますが、イベントやパーティーを主催し、参加した人たちが心から楽しんでいる様子を拝見した時などは自分自身とってもハッピーな瞬間です。また医師という職業をたまたま選んだおかげで毎日たくさんの患者さんから心のこもった感謝の言葉や、オーバーワーク気味の私の体を気遣う優しい言葉を頂きますが、これまた心温まる瞬間です。私は何かさりげない親切をしてあげて、お礼を言われた時、英語人に対しては、「It’s my pleasure !」と即答することにしていますが、日本語にはなかなかこういう状況にピッタリくる言葉が見つからなくて困ります。

さて7月19日(木)午後、恒例となった真夏の大掃除、それに続くDaVAでのバーベキューパーティーがありました。今回は私の独断と偏見でパーティー参加者のドレスコードを、女性は浴衣、男性は甚平と決めてみました。結果、パーティーはいつも以上に盛り上がり、とてもいい企画だったと自画自賛しております。
   

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